私は現在ITベンチャー企業に勤めており、在宅で勤務させてもらってます。私は在宅勤務の会社に勤めるべく、未経験であるコーポレートSEの職種に転職しました。最初は本当に未経験の私が在宅でやっていけるのか不安でいっぱいでしたが、なんだかんだで転職してから3年目の年を迎えています。
そこで今回は実際に在宅勤務をしてみてデメリットと感じた点や、在宅勤務をするときに私が気を付けていることなどをご紹介していきます。
- 在宅勤務のデメリットを知りたい方
- 未経験職種で在宅勤務ができるか不安な方
- 在宅勤務をしたいけど実際不安な方
在宅勤務のデメリット
2年間在宅勤務をしてきましたが、これは在宅勤務ならではのデメリットだなと感じることがいくつかあります。下記は特に感じるデメリットです。
- わからないことをすぐ聞けない
- 他の社員との関係が希薄になる
- 業務の詳細(暗黙の了解部分)まで理解できない
わからないことをすぐに聞けない
基本的にチャットでのやり取りになるのでわからないことは直接聞くことができません。そして、チャットで聞いても相手の様子がわからないので、相手が忙しい場合はすぐ返信をもらうことができません。温度感もお互い伝わらないので、急いでいる場合などはかなり焦ります。
他の社員との関係が希薄
私は基本的にチャットでは業務のやり取りしかしないので、他の社員の方との関係は薄いです。もちろんWEBでの打ち合わせなどでは雑談もしますが、一歩引いているというか猫被ってますw
前職では休日も一緒にいるくらいズブズブ仲良しな関係だったので今とは真逆です。

逆に会社の人と仲よぴっぴな関係を求めていない人であれば、最高の環境だと思います。
業務の詳細(闇深いところ)まで理解できない
仕事って「暗黙の了解」みたいな部分多く無いですか・・?あと、この上司はこういうタイプだからこういう点には気を付けた方がいい みたいなこととか。人同士が関わり合っているので、どれだけシステムで業務改善などを行っても、そういうのは残ってしまうと思うんです。そういった仕事の本質の部分では無いけど、意外と業務や出世に関わる大事なことは、実際に出社して肌で感じていかないとわからない部分だなあと常々思います。
在宅勤務をするにあたって気を付けていること
まずは自分で限界まで調べてみる、相手がYes or Noで答えられる質問の仕方にする
出社であろうと在宅であろうと相手に任せっぱなしになってしまうような質問の仕方はやっぱり良く無いです。
わからないことがある時は、まずは自分で限界まで調べた後、自分なりの答えを出して、「ここがわからなくて調べたところ、この結論に辿り着いたので、このように進めようと思うが問題ないか」というような聞き方になるように心がけています。基本は相手にYes/Noで答えられるような聞き方にすると、相手にも負担がないと思います。
自分の中で一番やってはいけない質問の仕方は「どうしたらいいですか?」です。まずはどうしたらいいか自分で考えてみることで自分の成長にもつながりますし、気付きもあると思います。
幸いにも、私の直属の上司は在宅ワーク推奨派なので、在宅ワークありきでの業務の方法を考えてくれます。上記のような質問の仕方で問題があるときは「その方法ではこの問題があるから良くないと思う」と一旦レスポンスをくれます。その上で私も別の方法を考えますが、難しい問題の場合は上司も「このやり方はどうだろうか」とアドバイスをくれます。
会社で働くということは誰かと関わらないことはできないので、お互いの考え方を考慮して思いやりを持って動かないといけないので難しいです。話はずれてしまいますが、もし自分の上司が在宅ワークを推奨していなかったら、上司が求める業務のやり方・部下に出してほしい成果・上司はどんな点を評価するのかを直接上司に聞いて、それに沿って、在宅ワークでも実現できるような業務方法に改善していくと思います。

結局はお互いの人間性みたいな部分になってきちゃうけど・・
チャットの返信は即レスを心がける、冷たい感じにならないようにする
在宅ワーカーの心得で一番大切なことかと思いますが、返信・対応はできる限り速攻!です。しっかり業務をしていたとしても、上司としては「本当に仕事をしているのだろうか?」「サボっているんじゃないか」と思ってしまうものです。(多分)上司のその不安を解消してあげるべく、返信は即レス!対応は速攻!を心がけてます。もしすぐに対応できなさそうであれば、「今こっちの業務をしているのでこれが終わり次第取り掛かります」といった状況報告をできれば上司も安心かなと思います。
また、文字は気持ちが伝わりづらいです。同じ「承知致しました」でも、怒っているのか、呆れているのか、本当は承知してないけどしょうがなく言ってるのか・・どんな感情の「承知致しました」なのかわからないです。そして在宅勤務だから相手がどんな性格かあんまり(ほとんど)知らない・・。だから、私は、社内でのやり取りでは、なるべく絵文字を多用しています。 仕事なのに絵文字を使うなんて、と、賛否両論あると思いますが、在宅で仕事をしやすくするためだったら少しでもデメリットは解消していきたいです。ビジネスチャットツールはSlack、Chatwork、teamsなど色々ありますが、どのツールも絵文字が用意されていて使用できます。
できるだけ角が立たないように、円滑に進むように、チャットだけのやり取りだとしても即レスで温かみのある返信を心がけています。

滅多にないですが、理不尽な要求があった場合などは、あえて絵文字を使わない時もあります。
業務の報告は逐一する(特にトラブルなどは早急に連絡)
即レス速攻対応に通じるものがありますが、業務の報告は逐一行います。特に上司から報告しろと言われているわけではないのでもしかしたら上司からしたら迷惑かもしれないですが、まあ迷惑だったら迷惑と言ってくると思うのでやっています。
逐一の報告は、自分を守るためにやっています。「私は一応上司には報告した、責任は5:5だ。」と勝手に思っています。実際の責任の所在は別として、自分の精神管理のためにも私は常々報告しています。報告魔です。
報告する癖をつけるとトラブル時なども戸惑うことなく報告できます。トラブル発生時は特に速く冷静に対応しなければいけないので、日頃から報告の仕方を身につけておくと落ち着いて対処できるかと思います。
まとめ
以上が私が感じている在宅勤務のデメリットと、在宅勤務で気をつけていることでした。
こうしてみると、在宅勤務であっても(むしろ出社している時以上に)相手を思いやることが仕事において大切なんだなあと思います。いいのか悪いのかは別にして私は「在宅勤務させてもらっている」というスタンスで仕事をしています。途中でも書きましたが、会社(上司)が求めることが何かを考えてそれに合わせた仕事の仕方をしていくと、在宅ワークもやりやすくなるのかもしれないです。会社が求めることと自分が進みたい方向が違う場合には転職を考えるべきだと思いますし、そもそも自分の想いを一番大事にして働きたい!というのであれば起業するべきだと思います。それもとっても素敵なことだし、自分にはないパワーなので尊敬します。ただ会社で働くのであれば「一緒に仕事をする仲間がいる」ということは絶対に忘れてはいけないことだと改めて思いました。私はまだまだひよっこですが、今回紹介させていただいたことで再確認できました。
在宅勤務に不安を感じている方がこの記事で少しでも不安を解消して前向きになれますように・・!そして私ももっとポジティブな仕事をしていけますように・・!一緒に頑張りましょう!!